本八幡皮ふ科クリニック
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乾癬・掌蹠膿疱症

乾癬

尋常性乾癬は、周りの正常皮膚から境界明瞭に扁平に隆起した紅斑(大きさは様々)が、肘頭、膝蓋、四肢伸側、腰部、臀部、頭髪の生え際などの機械的刺激が加わる部位を中心に出現する慢性の皮膚炎です。紅斑の表面に白色調の薄い鱗(鱗屑)が付着していることが多く、また痒みを感じることも多く、掻破によって乾癬皮疹が新生する傾向(ケブネル現象)があります。
白人に多い病気で、糖尿病や肝疾患の方にも相対的に多いこともわかっていますが、原因の多くはまだ解明されていません。
治療は、活性型ビタミンD3の外用、ステロイド外用が基本となりますが、痒みがある場合は抗アレルギー剤なども内服します。加えて、ナローバンドUVB(保険適用)などの光線療法も有効で、当院では全身照射が可能な照射装置を導入しており、症状に応じて光線療法の併用をお勧めしています。

外用薬では、1日1回の塗布で1日2回塗布と同等の効果が得られる配合剤(ドボベット、マーデュオックス)が登場しました。外用の効果を上げたい方や、外用のわずらわしさを軽減したい方、増悪期の追加治療として特にお勧めです。
また、入浴の15分前に頭皮に塗布しておいて、入浴時に洗い流すシャンプータイプのステロイド外用薬が開発されました。頭皮の乾癬皮疹やかゆみの強い方には特におすすめです。

掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症は、手掌や足底に小さな白い水疱が多発する慢性の皮膚炎です。数週間隔で繰り返すことが多く、約半数の方が痒みを訴えます。長期喫煙者に患者さんが多いことがわかっていますが、歯肉炎や扁桃炎や胆のう炎などの慢性感染症や金属アレルギーが原因のこともあります。
治療は、禁煙とステロイド外用とある種のビタミン剤内服が基本となりますが、ビタミンD3外用薬や痒みのある場合は抗アレルギー剤などの内服を併用することもあります。加えてナローバンドUVB(保険適用)などの光線療法も有効で、当院でも照射装置を導入しています。外用のわずらわしさから少しでも解放されたい方や、増悪期の追加治療としてお勧めです。

本八幡皮ふ科クリニック
院長 小川 博史
(日本皮膚科学会認定皮膚科専門医)
診療科目 皮膚科、小児皮膚科、美容皮膚科
アクセス JR本八幡駅 北口ロータリー
バス停
住所 〒272-0021  千葉県市川市八幡2-16-1 はぐちビル2F
TEL 047-318-2011
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