ナローバンドUVB
ナローバンドUVB(アトピー、乾癬、白斑症など) 保険診療
皮膚科領域の治療の基本は外用療法ですが、近年欧米ではナローバンドUVB(311nmの紫外線)を定期的に照射する光線治療が標準的な治療として確立され、わが国でもその効果が広く認められるようになり急速に普及してきています。
外用薬を塗布する治療は、即効性があるものの短期間でその効果が減弱するのに対して、光線療法は、じわじわと効いてきて、その効果が長続きすると言われています。
このような作用形態の違いから、例えば外用療法だけでは痒みや湿疹を十分に抑えきれないアトピー性皮膚炎の患者さんなどにはナローバンドUVBの併用が特にお勧めです。
痒みや湿疹を軽減することだけでなく、ステロイド外用薬の塗布量を減らせること(加えて、塗布の煩わしさやステロイド長期外用副作用の心配からの解放)が期待できるからです。
このナローバンドUVBの光線治療は、保険治療であり、アトピー性皮膚炎だけでなく乾癬、掌蹠膿疱症、結節性痒疹、白斑症などの治療にも効果を発揮します。
ナローバンドUVB治療の先駆的な医療機関において光線外来を担当し、様々な疾患の多くの患者さんに光線治療してきた経験を生かして、当院では患者さんのご希望に応じてナローバンドUVBによる光線治療を積極的に行っています、気軽にご相談ください。また全身のアトピー性皮膚炎や、広範な乾癬の患者さんにも対応しますので、是非検討下さい。